普遍性について、哲学の考え方に触れずに来た人は、それをあの世とこの世というわけで、宗教とは普遍性の実践何だなと最近よく思う。
つまり、正義はなぜあまねくところにあるのか、という問いには、あの世とこの世の理をつらぬくから、という発想なわけだ。
私はデリダの「計量不可能としての正義」という考えたかに馴染んでいたが、これは上記の宗教性が背景にあったのか、といまさらながらに思った。
普遍性について、哲学の考え方に触れずに来た人は、それをあの世とこの世というわけで、宗教とは普遍性の実践何だなと最近よく思う。
つまり、正義はなぜあまねくところにあるのか、という問いには、あの世とこの世の理をつらぬくから、という発想なわけだ。
私はデリダの「計量不可能としての正義」という考えたかに馴染んでいたが、これは上記の宗教性が背景にあったのか、といまさらながらに思った。
https://www.mikasashobo.co.jp/c/books/?id=00401500
言うまでもなく、私は職場の困った人だ。
最近、それについて産業カウンセラーが書いた本が出て、ほとんど予想通り炎上している。
一方で、この本のマーケ対象はこの本に批判的な人たちではない。他人と合わせて働くことのできる人々の方が多数派であり、それがために経済活動が動くという事実は否定できない。だから、他人に合わせて働けない人は売上にならない困った人、というわけだ。
ただ、「困った人」なるカテゴリーを同僚に向ける人たちは、言動を理解するパターンに乏しい人が多い。困った人たちは、同じノリの同じ仲間としかつるんでこなかったみたいに思われるが、私はどっちもどっちのように思う。それでも、同じノリであれば業務コミュニケーションコストが非常に下がるので、効率的に感じるし(実際に効率的とは言ってない)、みんな困った人に困っているわけだ。
私は管理職なので、上記のように、ここで意図されていることそのものはとてもよくわかる。ただし、私は困った人であるにもかかわらず、なぜか管理職をやっている。どうしてそんなことができるかというと、私は人を困った人扱いする人間をそもそも信用していないからだ。そうした人間の欺瞞も「困った人」とされる人々の振る舞いも等価にパターン化された言動にしか見えない。
例えば、親密度とチーム業遂行能力が比例しているという考え方がある(正しいとは言っていない)。もちろん、困った人の筆頭である私は職場の飲み会には一切行かない。私の業務範囲で売上に繋がらないからだ。人を困った人扱いする人のうち、親しくないと働きづらい人は現実に存在するが、私にはどうしようもない。私は好き嫌いなく働くしかないし、同じチームにいる人間の得意不得意を判別して不得意を減じて得意を増やすようにしかできない。私は好きも嫌いもないので、あなたも人を好きとか嫌いとかで判断して働くのはやめてください、というのしかない。ちなみに、私が飲み会に行く時は、誰かが退社する時だ。その人が会社の人と仲良く過ごす最後の時にやってくる見送り人というわけだ。私はいつも別れの準備ができるようにしている。
最後に、少し真面目に考えてみると、これは管理職と管理職予備軍向けの自己啓発書なわけだ。産業カウンセラーが書いているからこういう語り口になるし、それで現実に救われている人もいる。ただ、これが総じて差別的かといえば、差別的だ。これを武器にして診断の下りている人を攻撃する愚か者が溢れかえるだろう。
そもそも、人を困った人呼ばわりするような人々の考えがちな、コミュニケーションをなんとかしたら問題が解決するというのは神話にすぎない。人間を大切するために人格や性格というものをあまりにも価値をおいてはいけない。道徳は人間を超えて存在するものなのであり、性格や人格、診断、そんな卑小な尺で判断してもどうしようもない。人間を大切にするために人を人として見ないこと。すべてを客観性とシステムに落とし込むこと。効率化を人間を否定するシステム化ではなく、多様な人間を同一システムで働くことができるような工夫だと理解すること。結局のところ、『アンチ・モラリア』をもう一度人は読み返すべきなのだろう。
人文系の研究における深井智朗の不正は、この話題に関心を持っている研究者以外の人の想像をはるかに超える問題があることをあらためて記したい。
あえて理系でたとえれば、医療倫理にふれえる内容の医学系論文が、存在しない研究機関の存在しない研究によって示された捏造された実験結果に基づいて、現実の患者がその捏造に基づいて危害を加えられる、といったところか。これまで似たようなことはあっただろうが、少なくとも研究テーマが有名な領域で捏造するのは、「まぁ典拠先見られたらバレるからなー」と、まともな研究者ならたとえ不正を悪いことと思わない人物でさえある程度このような思考はするだろう。なぜなら人文系研究者の中には、注釈から読む人が必ずいるし、論文内で何回も用いられる文献があったら、読み手の研究者は必ず原典を照会する。それが外国の研究であれば、自分がその文献を見つけるきっかけになった論者以外でも、それへの言及がないか調査するはずだ。つまり、人文系研究のごく普通の感覚からいっても、深井の捏造は常軌を逸しているところが正直ある。
もちろん、研究者は有限の時間の中で研究しているので、ある程度信頼のできる著者が複数人の言及する論文を読んで、原典の参照先は基本的に読むとはいえ、その論者の検証を自分でも正当だと確信するまで時間をかけるよりも、自説の立証を急ぎ、ある程度の確からしさは査読体制と著者を信用して引用し、自説の根拠にする。もしも、引用先文献の資料の明白な解釈違いや捏造があり、その論文が修正ないし撤回された場合、引用した論者も必要があれば合わせて訂正、ないし論文の撤回をすることになる。こうして、アカデミックの世界の公正さが成り立っている。その観点から深井の研究不正を再度評価すると、こうした公正さに対する挑戦と言えるだろう。また、彼が現在も社会生活を送れているのは、たんに人文学研究で不正があろうと、社会的な関心がほぼないからだ。これが、サプリメントや医療薬品で行われた研究不正とすると、深井が受けたという程度の社会的制裁と比較にならない事態になっていただろう。
今回、もう一度チャンスのある社会、という理念とともに話題になっている『キリスト教綱要 初版』の訳者あとがきを私も読んだが、率直な感想をいうと、この手の捏造をする人のテンプレート文章にすぎない、という印象をもった。何が悪いかということへの直接への言及を避ける自己保身、自己保身からくる具体的な言及のなさ、自己憐憫の強さからくるアカデミックから向けられている視線をあえて中立化するような書きぶり。その書きぶりの例として、松井健人も2つ目の公開書面で引用している「ところで、読者の中には、本訳書の感想だけではなく、二〇一九年からこの五年間、訳者自身は何を考え、何をしていたのか、と思っておられるかたがいるに違いない」(562頁)を挙げておこう。もちろん、深井の不正な研究について訂正方針がどうして具体的に発表されないのか、あるいはこのまま逃げ切るのかといった対応の方針について確かに気にはしていた。そして、その回答はカルヴァンの翻訳だったというわけだ。加えて、意地の悪いことを言うと、あとがきで小説に出てくる架空の神父について熱心に言及しているのは、何かの冗談なのかとすら思った。
私自身は、アカデミックの現場からほど遠いとろこにいるので、今回のことについては酒の席での怪談話にできるが、カルヴァン研究に携わっている日本語母語話者の研究者たち、また、研究と同時に信仰心をお持ちの方の感じるだろう心痛を想像するに、大変な試練に直面している、と改めて思った。また、私はキリスト教徒ではないということを前置きしてこのような言葉づかいをさせていただくと、訳書の刊行というチャンスを与えることで、研究不正の自身による詳細な訂正とその発表による贖罪の機会を彼から奪ってしまったこと、あるいは先延ばししてしまったことに、深井への憐憫の情を禁じえない。
なお、松井健人の一連のツイートおよび公開書面、互盛央の署名付き返信書面、および『キリスト教綱要 初版』あとがきをふまえ、このブログを執筆した。以下に参考文献として挙示する。
今回の簡単な流れを確認するために
関連資料
今年は本当に時間がなかったので、補足はすべてYoutubeチャンネルTERECOで配信予定。
https://www.youtube.com/@tereco9635
100位
世界は経営でできている
岩尾俊兵
99位
BAD HOP
98位
THE TORTURED POETS DEPARTMENT
Taylor Swift
97位
Palworld
製作: ポケットペア
96位
ウツロマユ
製作: レジスタ
95位
ソフトウェア開発現場の「失敗」を集めてみた
出石聡史
94位
サクラキミワタシ
tuki.
93位
おしえて!オカルト先生
92位
guidance
YZERR
91位
預言者ラエル 異星人からのメッセージ
監督: アントワーヌ・バルダッサーリ、マニュエル・ギヨン
90位
国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」
89位
ロ・ギワン
監督: キム・ヘジン
88位
ウトロー事件
監督: セルジュ・ガルド
87位
ソンサン 弔いの丘
監督: ヨン・サンホ
86位
カリブ海序説
エドゥアール・グリッサン著、星埜守之・塚本昌則・中村隆之訳
85位
teach me how to drill
Lil Mabu feat. Fivio Foreign
84位
呪葬(頭七)
シェン・ダングイ
83位
地元の唄Remix
82位
ミシェル・ルグラン サブスクリプション解禁
81位
板橋区美術館「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」
80位
ゴースト・アンド・レディ
脚本・歌詞: 高橋知伽江、作曲・編曲: 富貴晴美
79位
Ravel in the forest
ベル・チェン
78位
After Dark
GOSTAR Plugg
77位
孵道
製作: 法螺会
76位
京城クリーチャー
監督: チョン・ドンユン
75位
思想2024年12月号 フランクフルト学派と社会研究所100年
74位
歴史学はこう考える
松沢裕作
73位
Dina Ayada
72位
A Bar Song
シャブージー
71位
Weird
CHiNO
70位
Whiskey Blues
Tanner Adell
69位
講演2 「日本人の読み書き能力1948年調査のナゾ」(横山詔一)/第18回NINJALフォーラム
横山詔一
68位
数学としての世界史
加藤文元
67位
Austin
Dasha
66位
バルザック研究 アラカルト
谷本道昭
65位
Amiri Star
TOFU、MIKADO
64位
empathogen
WILLOW
63位
Sayso Says
che
62位
千葉雄貴
61位
For What It’s Worth
Corey Lingo
60位
女の子のための西洋哲学入門
メリッサ・M・シュー+キンバリー・K・ガーチャー編、三木那由他+西條玲奈監訳
59位
思想2024年10月号 スポーツ論の現在
58位
「レイヤーとキャラクター : いよわのアニメーションについて」『ユリイカ 特集 いよわ』
米原将磨
57位
TOKYO世界
56位
バトラー入門
藤高和輝
55位
日本近現代文学史への招待
山﨑義光他編
54位
The Crossroads
Cordae
53位
COWBOY CARTER
ビヨンセ
52位
distance
FARMHOUSE
51位
LIVE IN YAMADA
PAZU
50位
韓国、男子 その困難さの感情史
チェ・テソプ
49位
てけしゅん音楽放送局
48位
「右翼雑誌」の舞台裏
47位
東大ファッション論集中講義
46位
オッペンハイマー
45位
N&A Art SITE 李晶玉個展「アナロジー:三つのくにづくりについて」
44位
11/15(金)カラダが聴きたい。ココロ、動きたい 山下Topo洋平コンサート @ティアラこうとう小ホール
山下Topo洋平
43位
Charlu
42位
ネット怪談の民俗学
41位
CHROMAKOPIA
Tyler the creator
40位
ラランドのサーヤ
39位
Run Now
Kamui & swetty
38位
AIRIE
37位
ブッダという男
清水俊史
36位
21世紀の自然哲学へ
近藤和敬
35位
The death of Slim Shady
Eminem
34位
4batz
33位
TXQ FICTION
演出: 寺内康太郎、近藤亮太
32位
鮎川ぱてさんゲスト出演! 登壇者=江永泉 司会=米原将磨 音楽批評って難しくない?2 ── ボーカロイド音楽論とセクシュアリティめぐって
鮎川ぱて、江永泉、米原将磨
31位
コード・ブッダ
円城塔
30位
水彩画
劇団「普通」
29位
Pillow man再演
28位
テレ東Biz
27位
離婚伝説
26位
Creepy Nutsの国際的な展開
25位
理性の呼び声
スタンリー・カヴェル
24位
はじめての近現代短歌史
高良真実
23位
Deleting Pictures
Jorjiana
22位
きみの色
山田尚子監督
21位
間隙を思考する
田崎英明
20位
マネジメント神話 現代ビジネス哲学の真実に迫る
マシュー・スチュワート
19位
東洋医学はなぜ効くのか
山本高穂、 大野智
18位
めくるめく数理の世界 情報幾何学・人工知能・神経回路網理論
甘利俊一
17位
シュミット『政治的神学』訳者解説
権左武志
16位
ルポ国威発揚
辻田真佐憲
15位
墓破
監督: チャン・ジェヒョン
14位
ミン・ヒジン vs. HYBE
13位
Beethoven Blues
Jon Batiste
12位
Doechii
11位
Ella Langley
10位
一兆円を盗んだ男
マイケル・ルイス
9位
ナミビアの砂漠
8位
The Whitney
Yoshi. T
7位
Kendrick Lamar
6位
ルックバック
監督: 押山清高
5位
ライオン(ミュージカル)
脚本・作曲・作詞 ベンジャミン・ショイヤー、主演: 成河
4位
ラストマイル
監督: 塚原あゆ子、脚本: 野木亜紀子
3位
三宅香帆
2位
虎に翼
脚本: 吉田恵里香
1位
Kohjiya
Background:
With the 2024 presidential election coming up, people are talking more about the American middle class. I got curious about who the middle class actually includes in the U.S. today, so I used ChatGPT-4 to publish a quick summary.
In contemporary American political science, the ‘middle class’ refers to a socioeconomic group positioned between the working class and the upper class. Defining this group involves various factors, including income, education, occupation, and lifestyle.
Income-Based Definitions:
The Pew Research Center defines middle-income households as those earning between two-thirds and double the national median household income. Based on 2021 data, this translates to an annual income ranging from approximately $52,000 to $156,000 for a household of three. This range adjusts based on household size and cost of living in different regions.
Educational Attainment:
Middle-class individuals often possess at least a high school diploma, with many holding bachelor’s degrees. Higher education levels are associated with better job prospects and higher income, contributing to middle-class status.
Occupational Status:
Occupations commonly associated with the middle class include professionals, managers, educators, and skilled tradespeople. These roles typically offer stable employment, benefits, and opportunities for advancement.
Wealth and Assets:
Beyond income, the middle class is often characterized by asset ownership, such as homeownership and retirement savings. These assets provide financial security and contribute to economic stability.
Challenges in Definition:
It’s important to note that the definition of the middle class can vary based on factors like geographic location, cost of living, and personal perceptions. Additionally, economic shifts and policy changes can influence the size and stability of the middle class over time.
For more detailed information, you can refer to the Pew Research Center’s report on the American middle class.
References:
Si un type pense comme moi mais j’aime pas sa façon de parler ou son attitude, je dois quand même voter pour lui ?
VCS marche bien, mais pourquoi je dois passer toute ma vie à expliquer pourquoi changer tout le temps les noms de fichiers, c’est pas toujours la meilleure option pour gérer les docs…
En fin de compte, peu importe à quel point j’ai cherché à apporter du soutien et à prendre en considération les sentiments des autres, il y a toujours quelqu’un qui souffre à cause de ceux qui imposent une pression psychologique injuste à travers les relations humaines dans une organisation, et les sentiments de différentes personnes finissent toujours par être réduits en cendres. Et je me rends compte que cela me met vraiment en colère.
Qu’est-ce que la fraude académique dans la recherche littéraire ? Parfois, je ne le comprends plus.
今後の仕事の計画がおおよそ決まって来たので、以下で紹介する。というのも、私は動画配信以外の手法で、オンライン上で積極的に意見を述べることや文章を発表することが極端に少ないので、どのような仕事をしているのかを第三者からみて可視化できるようにするためだ。このサイトを作った当時、二週間ほどはデイリーで更新していたが、いまのメインの仕事の都合で書く仕事に時間を費やすよりかは読む仕事に時間を使うため、文章を書かなくなってしまった。また、私は書く時間があれば書きはするものの、それよりかはずっとおしゃべりな人間なので、配信のためにスライドをまとめる程度のほうが向いている。
私は結果として発表もされない文章を年間で10万字程度は常に書いているが、そのほとんどは調べ物の書き抜きやメモをまとめていくものだ。ある一つの仮説を抱いて文章を書き出すととにかく調べたくなってしまって書けなくなってしまう。また、実力も伴っていないし、業界は優れた書き手だらけなので仕事の依頼もない。とはいえ、配信のたびに批評について何か言っているやつとしての体面を保つ以上は、どんなことをしているのかをお見せしつつ、計画的な事業の中で自分の書く仕事を位置づけていることをここに表明し、「口だけクソやろう」だとか「態度だけでかいやつ」という汚名を返上しておきたい(直接言われたことはないが、だいたいそんなふうに見られているだろう)。ちなみに、これらのほとんどは2015年から足かけ8年程度で蓄積したものを再整理しているものなので、いきなり無からつくるわけではない。いわば、いったん継続的な仕事を一区切りするものがほとんどとなる。
では、以下に、2026年までの計画について、研究者(佐藤正尚)としての仕事と、批評家(米原将磨)としての仕事で分けて、整理したものをご提示する。各年月は公開予定の時期を意味している。
2024年4月 アルフォンソ・アレとパヴロフスキーの系譜学的な読解についての論文。Julien Schuhの象徴主義におけるセナークル論とDevin Griffithsの科学アナロジー論を統合し、作品分析をするもの。
2024年5月 19世紀末から20世紀初頭のフランスにおける科学と哲学における原子論、および創作における原子表象の差異についての論文。
2024年9月 スピリチュアリスムにおけるUnité概念と反知性(l’anti-intelligence)の同時代受容における同質性についての論文。
2024年10月 ガストン・ド・パヴロフスキー『額の中の皺』のユーモア表現についての論文。ただし、必要な資料の一部について、フランスに資料閲覧を行く必要があり、渡仏できない場合はこの論文については発表できない。
2025年3月 余裕があれば、パヴロフスキーにおけるユーモア概念の変遷および戦時下におけるユーモアの意義を問う論文。
2025年6月 デジタル・ヒューマニティーズと批評理論を統合する理論的枠組みをする論文。査読誌はおそらく『言語態』。
2025年10月 博士論文「ガストン・ド・パヴロフスキーの思想の全体像の解明」を機関に提出。口頭審査後、一般公開。
2026年5月 出版社がとくに決まらない場合、自社であるフヒトベ(下記を参照のこと)から僅少部数(500部程度?)で博論を一般向けにして出版予定。題名は未定。
2024年1月 メディア事業者である合同会社フヒトベを登記。事業内容はYoutubeチャンネルTERECOの運営、年刊雑誌『そらみつ』の発刊、不定期更新オンライン文芸誌『うまこり』の運営。
2024年2月末ないし3月中旬 不定期更新オンライン文芸誌『うまこり』をローンチ。美しい織物、すなわちテクストを意味することから。基本は有料サイト。無料記事、一部無料記事もある。すでに連載は1つが確定、2つが仮内定している。
2024年6月 『批評なんて呼ばれて』の普及版『批評なんて呼ばれた』をフヒトベより刊行。手紙形式ではなく一人称形式にし、構成も一部見直す。
2024年12月 雑誌『そらみつ』の創刊。タイトルは音感が好きなためで意味はとくにない。できれば文フリで売りたい。
2025年4月 タイトル未定の批評文化論についての本をフヒトベより刊行。『批評なんて呼ばれた』は2010年代の個人的な回想だったのに対して、こちらは1980年代から2010年代にかけての批評史をインターネットインフラの発展やソフトウェアエンジニアリングの技術変遷などを踏まえつつ、ジャーナリスティックな手法でまとめる予定。刊行が間に合わない場合、『うまこり』などで連載予定。
2025年8月 合同会社イースニッドよりADV PCゲーム「アイリス・オデッセイ第一作 『パンドラの少女』 」を発表予定。米原はプロデューサー、ナラティブデザイナー、演出効果で参加。ゲームはsteamで販売予定。
2026年4月 フヒトベより、音楽批評集『恋は二度死ぬ、あるいは死なない』を刊行。『うまこり』で個別に販売することも考えている。現在予定してる目次は以下の通り。
2026年6月 小説『負債の星』をフヒトベから刊行。経済批評の実践として債券・仮想通貨・人工衛星をテーマに小説を刊行。
2026年12月 アニメ批評集を刊行。「声と死と」・「シャフ度の系譜学」といった米原初期の批評を完全にリバイズ。その他、3DCGアニメ論、ミュージカルアニメ論を執筆する予定。
以上である。こう書いてみると、体調が崩れると一瞬で破綻するので健康に気をつけたい。では、本年もどうぞよろしくお願いいたします。