オフ会以外のゲンロンイベントに参加。上田洋子さん、鴻巣わか菜さん、本田晃子さんの話が面白すぎて、5時間以上のイベントのまま、アフターまで残ってしまった。本田晃子さんが意外に近いところ出身であることを知り、彼我の差を見て偉大さを痛感。本当にすごい人だった。
コムナルカについては、あまりにも書くことが多いので、また今度。
アフターで一番面白かったのは、ロシアではミステリーが翻訳はされているが土着の作家は全くおらず、本を読んでいる人でもあまり英米的ミステリを読まないそうだ。探偵が英雄的に活動し、一発殴らないと落ち着かないそうだ。そして、そもそも警察への信頼がないので、警察に犯人を預けるだとか、そもそもエレガントに謎を解くとかはあまり関心がないそうだ。そして、そもそも不条理から始まっているので、謎は謎なままであることのほうが自然に感じられるとのこと。
建築の専門の本田さんの話を聞いて、ぜったいにクレムリンのガラスが外装の建築に行かねば、と思った。中の建築はハリボテっぽいのに、ガラスで外と内で仕切っているそうだ。こんな面白い建築はないだろう。ロシアに行く是非行きたい理由ができた。