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佐藤正尚 南礀中題

12/22

ひどい夢を見た。どこかでバスに乗っていて、窓から外を覗いて、後ろを振り返るとミッション・インポッシブルのフォールアウトで出てきたスラブ系の顔立ちの殺し屋が歩いているのに気づいた。そのあと、バスを降りて、私は知り合いらしい日本人の殺し屋に話しかけられると、その日本人がスラブ人と突然殺し合いを始めた。しばらくやりあううちにガレージのようなところで戦いが始まると、刃渡りの短い幅広の刀で日本人が一方的に刺し殺そうとしたが、ほどなくスラブ人の蹴りで刀が吹っ飛んだ。私はなぜかそばでずっと見ていると、スラブ人がその刀を私に投げ飛ばしてきた。私は不意をつかれて正中線を避けたものの、左手首に八の字に傷がついた。つまり、刃が手首をぐるりと回ってしまった。すると、かなり深い傷になって、血が滴り出した。私はその場を急いで去ると、通りの向こうから刺青を入れた男がやってきた。何も言わずに私の周りを訝しげに歩き回り、私は救急車を呼ぼうとしたが、そこで目が覚めた。朝の6時だった。

昼休憩で熱源を読了。良い本だったが、これで直木賞取るのであれば、間違いなく近い時代やテーマを扱った同志少女は直木賞を取ると思う。熱源は、イカペラと伍長を最後に持ってくるあたりは伏線の回収としては少し構成が緩やかだったと思う。伍長がイカペラの昔の琴の音を聞いたことがある、という展開もいささか取ってつけたような印象になってしまった。つまり、伍長についてわたしたちはほとんど何も知らないも同然なので、「大学で文化人類学の知識を得ていたらしい赤軍女性兵士」というイメージと政治将校を射殺したことくらいしかわからず、イカペラとの対話では、イカペラの背景との情報量の差がありすぎたのでそこでどうしても白けてしまった。歴史小説として編年体を意識したこと、出版時の交渉でページ数を増やせなかったことなどが影響しているのかもしれない。その点踏まえ、同志少女は構成も見事で哲学的なテーマや現代的な思想潮流にも応えているように感じた。

夜は大掃除の続き。忙しさが続いて洗濯などもできていなかったので一斉に済ませた。