カテゴリー
佐藤正尚 南礀中題

12/10

昨日まで激務だったので午前で一気に仕事をやっつけて午後はゆったりと。フレックスの良さは仕事量の調整を自分でできることなので、夕方の会議が終わり次第、夜の会議までの時間で図書館と食料の買い出し。

今回借りたのは、黒船の世紀/超空気管理社会/わたし/陰謀史観/教養としての歴史問題/戸籍が語る古代の家族/近代日本宗教史。

高群逸枝の母系制の研究の上巻をKindle Unlimitedでようやく読みきったので、戸籍が語る古代の家族も気になって借りた。まだ、高群の理論的な仕事しか読んでいないが、高群逸枝の思想が朧げに見えてきた。高群は一見して母系制一元論の崩壊こそ、中世にかけての家族制の崩壊と考えているが、母系性にせずとも説明できそうな数々の当時の習慣をすべて母系性の視座から語り直すという無理をかなりしている。そして、道徳や風習については極度に筆致を抑えて氏姓の研究に終始している。これこそ、高群の本質なのだろう。家族によって全ての社会制度も風習も説明できるという確信がなければ、ここまで氏について語れない。38年のこの著作から、のちの48年の女性の歴史につながる連綿たる歩みを予感している。