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佐藤正尚 南礀中題

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外回りの仕事を早めに切り上げ、神楽坂の水漫庭へ。月に一回ぐらい行っている気がする。歯医者の予約をしてから、中国語の授業へ。

家人が友人の結婚式の都合で地元でワーケーション中でいなかった。せっかくなので、試験対策などは無視して、原典講読。双雪涛『平原上的摩西』の帯文、献辞、最初の2ページを講読。私の老师は、舞台の瀋陽が地元、著者と年齢が10ほどぐらいしか違わないということで非常に好きだそうだ。推されたので一年前に買った。しかし、現代中国語は私の漢文知識程度では全く手に負えず、ちっとも読めなかった。今回、たまたま思い出したので持って行くと大変良かった。

80后世代の親、すなわち1950年代生まれの両親世代の語りから物語は始まる。知青、文革などパワーワードを交えながら、開放政策までの移行をめぐる人々の模様、思い出話を交えて、1ページだけであっというまに1時間経ってしまった。原典講読なので音読も全てした。非常に贅沢な時間だった。

文法についても从朋友那、といったように从で場所性が喚起されると必ず助詞がつくポイントについてや、語りの過去形から誰が何ついて語っているかなどゆっくりとやった。

家に帰って長風呂。途中で国威発揚ウォッチが始まったので見る。思わぬ展開で、デートコース紹介回だった。誰かにまとめてほしい。